T様が1ヶ月後の点検に御来店くださいました^^
先月の測定の際に訴えられたのが「遠くが見にくくなった」ということでした。
今までもメガネをご利用で、免許更新ごとにレンズも更新され、その都度近視の度数が増加しているということでした。
そして今回の測定でも近視の度数は増えていました。
なぜT様の近視は増えたのでしょう?
T様はご自身のブログやSNSでの発信に積極的な方でスマホを見る時間が長く、また読書の時もしっかり読もうと1文字1文字に集中するような見方が習慣になっている状態でした。
このような状態で近距離を見続けると眼には強い緊張がかかります。具体的にはピント合わせの筋肉、両目の視線を合わせる筋肉がこわばった状態が続いたため近視が増えたのだと考えられます。この場合、近視を完全に矯正すると、近くを見るときの負担はさらに増えますから、また近視が進むという悪循環に陥るリスクがあります。
ということで、今回ご利用いただいたのは老眼鏡ともちょっと違う、スマホ用にお手元をとびっきり楽に見えるようにするためのレンズでした。
一ヶ月使ってみて、感想をお聞きすると「楽に見えるからスマホ見る時間が増えました」というお言葉。じゃあまた近視が増えるんじゃないかと危惧されますが、視力を確認しますと、先月「右0.7、左0.7」だった見え方が、同じ眼鏡で「右:0.7、左:0.9」に回復されていました。ご本人は驚かれましたが、結果的に近視の度数を増やすことなく遠方視力が回復するということは、VAP測定による調整ではよくあります。
この調子でスマホ用メガネを使い続けて、どんどんリラックスした見方をしていただきたいと思います。
T様ありがとうございました^^
このように眼鏡を使うと近視が軽くなる(減る)といった今までの常識をくつがえす調整方法が大阪の視覚情報センター田村知則氏の提唱する眼-心-体を一体と考える調整法です。近視抑制はこの一例です。体調不良の改善や、運動能力の向上につながる新たな視界をぜひ体感してみてください。