子どもの視力が心配な保護者の方へ(1)

眼科受診について

1.眼科を受診する

 

第一に向かう先は眼科です。

三歳児検診、就学児検診で問題がなかったとしても、何かしら目の病気が原因で視力が低下している可能性はないとは言い切れません。

まず目の病気の有無を確認することが最優先になります。症状があれば治療を優先して回復に努めます。

病気の症状がなければ偽近視(仮性近視)の確認をされます。近くのものを見続けることで眼の中のピントを合わせる筋肉が硬直してしまう症状です。緊張をほぐす点眼薬を服用して近視の改善を試みます。(日本眼科医会

眼病、偽近視の症状もなく、視力低下の原因が屈折異常(近視、遠視、乱視など)と認められた場合、メガネ、コンタクトレンズなどで視力の補正を行うことになります。

 

稀に、上記のいずれにも当てはまらない場合もあります。

ストレスなど心的な理由で視力が低下する、片目ずつは見えるけど両目で見ると見にくくなる等、様々な症状、原因があります。症状によっては大きな病院での精密検査を勧められることもあるでしょう。まずは何が原因で視力が低下しているのかを知ることが大切です。