これからのメガネ

学校等で視力検査があると、結果がよければ安心し、よくないと不安になる。
視力表が見えてるかどうかで判断されるのが一般的な視力のイメージかと思います。
そしてメガネはかけると「遠くまではっきりと見えるようになるアイテム」というのが多くの方の持つイメージでしょう。
 
しかしそれは眼が治ったわけではありません。
なぜ近視、乱視が進行するのか、その原因はあまり問題にされてきませんでした。
そして近年、小中高生の近視の割合は増加を続けています。今のままのメガネの合わせ方では近視人口は増えつづけ、将来の健康リスクにも続いてしまいます。
 
どうして近視になり、進行するのでしょう。

通説では遺伝と環境による要因が主な原因と言われていますが、特にIT機器の発展等に伴って生活様式が大きく変わってきた今日、無意識に眼にストレスのかかる見方をすることがとても多くなりました。またストレスのかかる見え方は体調や情緒にも影響を与えます。その結果、近視、乱視、眼位(視線の向き)のずれを引き起こす可能性が高くなっていることは見過ごせません。
 
これからのメガネには、視力矯正にとどまらない、ストレスから目を守ることが求められるのです。

そのために当店では視力だけではなく、眼の使い方やモノの見方を測定します。

そしてその人の眼の特徴にあったレンズを調整し、立体感、遠近感、視野といった視覚から、集中力や好奇心、情緒の安定といったメンタルな部分にもアプローチを行います。
 
またスポーツをする際にも眼の使い方は重要です。
眼の使い方で姿勢や重心が変わり、敏捷性や筋肉の動きにも影響があるからです。
ここでも大切なのは、ハッキリ見える=高いパフォーマンスになるとは限らないということです。
人間の行動は『見る(眼)→判断する(脳)→反応する(身体)』の繰り返しです。スポーツの場合は絶えずスピーディにこれが続くということになります。大切なのはより柔軟な目の動きで正確に情報を入力して、素早く正しい判断で反応し体が動くことです。このためのサポートも一連の測定から可能になるのです。
 

このような視力を出すことにとどまらない、ベストな視界を追求する方法は、多くのトップアスリートのビジョントレーニングも指導されている視覚情報センター(大阪府吹田市)の田村知則氏が日本で先駆けて取り組み確立されたもので、当店も氏に共感し、直接指導を受け、地域の未来ある子供たちの健やかな成長をサポートするメガネの作製に取り組んでいます。